COLUMN

ホームページ作成を成功させるために準備しておくこと

2021.09.24WEB制作

インターネットが普及始めた頃は、「とりあえずホームページがあれば良い」という目的のない作成も良しとされていましたが、ネット社会になった今、目的なくホームページを作るのは無駄な出費にしかなりません。この記事ではホームページ制作する上で何をしてはいけないのか、何を考慮すべきなのかなどを紹介していきます。

目的のないサイト制作のデメリット

  • そもそも検索にヒットしない
  • 掲載内容を見てもらえない
  • 炎上などトラブルに繋がる可能性
  • サイト維持だけで赤字になる
  • 悪い業者のカモになる

目的のないホームページほどトラブルを抱えやすい傾向にあります。そのうちの検索にヒットしないというのは代表的で、ちゃんとした設定を行わないと検索エンジンに登録もしてもらえないことも十分にあり得ます。

制作とネット公開やSEO対策の補助を全部セットでやる業者が全てではないので気をつけよう。

また、身内では良いホームページと思っても使用している画像が実は著作権に触れていたり、しっかりとチェックを行わないと炎上やトラブルに転じるケースもあります。

【準備】目的やゴールの確認をしよう

サイトを作る目的を明確に

「ホームページを作成する!」という意志は大事ですが、なぜ新しく作るのでしょうか?具体的な目的はなんでしょう。ホームページを作るにあたって新しく作成するホームページに求めるモノや何をなし得たいのか目的を定めることが非常に大切になります。

また、見にくるユーザーに対してどのようなアクションを起こして欲しいのか?どれくらいのアクションを求めるのか?などのおおよそのゴール(目標)も定めることも必要です。

目標例

  • アクセス数を増やしたい
  • 検索結果で1ページ目に出したい
  • お問い合わせを増やしたい

ターゲットを明確にしよう

目的が定まったら、次はターゲットを決める必要があります。年齢層や業種など、自身のサービスに合わせて刺さる層をピックアップする必要があります。

選ばない方が良い制作会社の特徴

安さだけを売りにする

安くできた方が良いに越したことはないでしょう。しかし、中には激安を謳い文句とし、作る中身はスカスカでSEO対策もろくにできない。結果的に維持費もかかるような制作会社が増えています。安さだけに引かれると費用対効果で大体損をしてしまうので、要望に対してどのように解決できるのか話し合いができる(弊社のような)会社を選びましょう。

途中解約をさせてくれない

ホームページ作成は公開するまでがゴールではなく、そこからどう運用して行くかが重要になります。運用にあたって月額を支払って管理を依頼するケースがほとんどですが、初期費用が格安だったが、よくよく見たらランニングコストが高い上に途中解約ができないという悪質な業者がいるので契約前に確認することが重要です。

見積もりの相場が分かりにくい

ホームページ作成の相場感はなかなかわかりにくいものです。何処に、どれくらいの費用がかかるのかなど具体的に費用説明ができない制作会社は進行に関しても頓挫してしまったり、闇雲に進めらてしまうことが多々あります。提案書を含め見積書の説明もできる会社から選ぶのが得策です。(弊社とかおすすめです)

サイトを設置する構築環境選び

ホームページを設置する環境(サーバー)選びはとても重要です。環境によっては望むものを構築できなかったり、「Googleから評価されずSEO対策に悪影響がでる」などが予見されます。

【非推奨】無料レンタルサーバーの使用

無料で使用できるレンタルサーバーももちろん存在します。ただし、常に広告が表示されている状態、容量が少ない、伝達時間が遅い、SSL保護が行えない等、制約が多くあります。個人ブログでも有料レンタルサーバーを使用する時代で、サーバー費自体も高くないので有料サーバーを使用するようにしましょう。サーバー取得は弊社でも行うことができます。

【推奨】アクティブユーザーの多いサーバーを選ぶ

サーバー選びのコツは、アクティブユーザーが多いかがカギになります。レンタルサーバーのホームページを確認する上で重要なのはホームページが綺麗であるか使用できる機能が詳しく書かれているかPHPのバージョンが7.4以上を使えるかといったポイントになります。弊社のおすすめは以下の通りです。

  • X Server
  • さくらサーバー
  • ヘテムル
  • ConoHa WING

気をつけたい制作の内容(デザイン)

トンマナがバラバラ

トンマナとは「トーン&マナー」の略称です。ざっくり言うとデザインの一貫性を保つ為のルールになります。トンマナがバラバラですとごちゃごちゃとしたサイトに見える、何を伝えたいのか分からない、ターゲット層が読めないなど、結果的にユーザーにとって使い勝手の悪いサイトに繋がってしまいます。統一感を保つことは会社のブランディングも繋がる重要な要素です。

過剰な動作を追加していないか

上手く使えば効果を発揮する動作(アニメーションやJS、パララックスなどと言われる)ですが、多く使えばいいと言うものではありません。使い過ぎでしまうと何を伝えたいのか分からないサイトになってしまいます。また、サイトの表示速度にも悪影響を与えたり、ユーザーに使いづらいと思われてしまうことも繋がりかねません。

文字が小さい過ぎる

文字を小さくすることで多くの情報を書き込む事とが出来ますが、限度を超えると「読みにくい」という印象を受けてしまいます。Googleのモバイルフレンドリーのガイドラインを守るには最低12px以上に設定する必要があります。

気をつけたい制作の内容(構造)

1つのページに対し複数のURLが存在していないか?

1つのページを表示するために4つのURLが存在する場合、検索エンジンとしての評価が分散されてしまいます。作成を進める上で作成業者に「URLは正視化してますか?」と聞くことで回避できます。

複数のURLが存在する例

  • https://www.domain.com
  • https://domain.com
  • https://www.domain.com.html
  • https://domain.com.html

SSLに対応しているか?

SSLとはデータを暗号化して送受信する仕組みのことです。非対応の場合「ホームページの安全性に問題がでる」「SEO対策に悪影響がでる」などに繋がります。最悪の場合、お問い合わせから個人情報が漏れ、訴訟につながり大損害に繋がる可能性もあります。昨今では「常時SSL化」の依頼は必須ですが、サーバーによっては対応できない場合もあります。環境も合わせて確認する必要があります。

パンくずリストの未設置

パンくずリストとはホームページ上の地図のようなもので、ユーザーがホームページのどこを見ているかを示しているものになります。SEOの観点やユーザーの使い勝手を考えると必要な機能になります。

ページ表示速度が遅い

いくら内容が充実したホームページだとしても、中身が見られなければ意味がありません。せっかくユーザーが公開したホームページにたどり着いたとしても、ページの表示が長ければ開くまで待たずユーザーは離脱してしまいます。サイトに加える動き(JavaScript)が多くないか?使用している画像の最適化は何処までするか?といったことを制作前にしっかり話し合う必要があります。

レスポンシブ(モバイル)非対応

ホームページ=PCで閲覧するものというのは既に古い考えになりつつあります。グラフのように10人中3人はモバイルでサイトを閲覧しています。レスンポンブ非対応ですとホームページにたどり着いた3割のユーザーを帰す事になってしまいます。SEO対策の観点からも重要なファクターです。

すでにカスタマイズされたワードプレスパッケージの普及により、ワードプレスなら全部スマホ対応と思っている方がいますが、オリジナル制作の場合は、スマホ用に別途コーディングをしなければレスポンシブ対応にはなりません。オリジナル制作の場合は制作費の中にスマホ対応にする料金も発生することを認知しておきましょう。

気をつけたい制作の内容(コンテンツ)

コンテンツ制作の中で最も注意すべきポイントは著作権です

画像の無許可使用

作者の許可なく画像などコンテンツを使用した場合、著作権侵害になる場合がほとんど。著作権侵害に事前忠告というのはありません。相手次第で即罰金、即裁判になります。また、その画像の取得場所次第では言い逃れはできないので、「知らなかった」では済みません。コンテンツに使う画像は、自分で撮った写真やロイヤリティフリー(無料素材)サイトから選ぶ、もしくは著作者に許可を得て使用するといった3つを原則に行いましょう。

文章のコピペ

画像と同様に文章も無断で利用は出来ません。「引用」の範囲内であれば掲載可能ですが、引用元を明記した上での使用が大前提になります。またコピーの文章のまま掲載をした場合、SEOの視点ではコピーコンテンツになり悪い評価を受けてしまいます。

画像サイズが大き過ぎる

先ほども少し触れたように画像サイズが大きすぎるとページ表示の速度が低下してしまいます。デザイン性を重視するあまりハイクオリティの画像を掲載してもページの表示が遅くてはユーザーの目に触れる事無く本末転倒になってしまいます。画質を落とさず容量を抑える圧縮方法が存在しますので、必ず最適化してからコンテンツに盛り込みたいものです。

文字だけのページになっていないか

受け手が読みやすい、飽きないを気に掛ける事が大切になります。とりあえず知って欲しい事を押し付けるのではなくイラストや画像を用いたり、文面にメリハリを持たせることが必要になります。

真偽がわからない情報を掲載していないか

真偽がわからない情報を記載して、偽りの情報だった場合ユーザーからの信用は無くなってしまいます。

気をつけたい制作(SEO対策)

関連の低いサイトからのリンク

SEO対策として「被リンク数」されるだけで評価されていた時代がありました。ですが、現在では評価制度が変わっており、無意味にリンク数を増やしても意味が無くなっています。逆に無意味な被リンクはスパムと判定され逆効果につながります。

隠しテキスト

文字と背景を同色にしてユーザーから見えない所にキーワードを盛り込む手法がありました。現在では偽装行為と見なされ、ペナルティを受ける可能性があります。また、ペナルティを免れたとしても変なインデックス登録をされてしまい、結果的に検索流入を望めない事態にも陥ることがあるので要注意です。

メタキーワードにキーワードを入れる

かつては検索エンジンのテキストの読み取りの精度が低く、重要なキーワードをメタキーワードに盛り込む手法がありました。現在では精度が上がっている為、入れる必要がなくなりました。

まとめ

ホームページを作成する上で「この情報を発信したい」という思いが一番にくると思います。ですが、大切なことは本記事のことを踏まえてユーザーに見てもらいやすくするページを作成することです。サイトの目的やどのような方向性で作れば良いか分からない場合は、弊社スタッフがヒアリングで落とし込み最適な制作ご提案をすることができますので是非ご相談ください。

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