SSLとは?HTTPS化するメリットは?
2021.09.30WEB制作
SSLとは?HTTPS化は意味がある?
SSLとは?
SSLとはSecure Sockets Layer(セキュア・ソケッツ・レイヤー)の略称になります。Webサイトとそのサイトを見ているユーザーとのやり取り(通信)を暗号化するための仕組みを指します。
主にユーザーとのやり取りとなるのは、お問い合わせ内容やショッピング決済情報(クレジットカード情報)、ログインIDやパスワード、cookieなどが当たります。これらの情報漏洩を始め、公開しているWEBサイトがフィッシングサイトにすり替えられてしまうリスクを避けるにはSSLが必要となります。
セキュリティ面やITリテラシーの教養上必須の要素
先述した公開している情報やサイトで収集する情報を守るためにSSLが必要になるわけですので、セキュリティ上必要であることはお分かりになると思います。またセキュリティ以外の側面でもSSLは作用しています。それはITリテラシーの面での作用です。
例えばデータセキュリティや個人情報保護に対して意識の高い会社からすればSSLの設定は当たり前。設定のハードルは低いため、設定していないと「なぜ設定しないの?」「ITリテラシーが低いの?」と思われてしまいます。
昨今ではITリテラシーが低いことでネット問題を引き起こす場合もありますし、生産性が低いことが散見されます。そのようなリスク回避を考慮するとSSLでないサイトを管理している会社との取引にネガティブに感じる会社も少なくはありません。
実際にPマーク取得をする際はSSL設定などは認可の必要条件にも含まれています。
SSLを導入する費用は?
SSL自体はレンタルサーバー会社によって無料で設定できたり、有償で設定できたりなど仕様によって異なります。以下のレンタルサーバーは基本的にSSL設定するだけなら無料で行うことができます。(設定は自分で行うか、弊社のような制作会社にご依頼ください。)
無料独自SSL設定できるサーバー例
- さくらレンタルサーバー
- Xサーバー
- ロリポップサーバー
- ヘテムル
- conohaサーバー
企業でよく使われている大塚商会の「アルファメール」シリーズは無料独自SSLがなく、月額約4000円のSSL設定からとなります。また、SSL設定をする際に、証明書の発行を行う必要があり、自身で行えない場合は数万円さらに費用がかかります。これらのランニングコストを気にする場合、サーバー変更を考慮した方が良いでしょう。
SSL/HTTPS化のメリットとデメリット
SSL/HTTPS化のメリット
- 問い合わせからのスパム攻撃回避
- 問い合わせ情報の漏洩防止
- サイト情報の改竄対策
- ITリテラシーの向上アピール
- Google評価の優遇
昨今のSEO対策ではSSLであるか無いかは非常に大きく働きます。セキュリティ証明期間が過ぎているサイトに関してはWEB上から表示させない動きもあり、SSL設定でないサイトというだけで非常にリスキーです。情報保護問題も加速していることもあり、SEOに関係なく、信用問題としてSSLを導入される会社は増えています。
SSL/HTTPS化のデメリット
SSL設定する上でのデメリットは一切ありません。むしろSSL設定をしていないことのデメリットは多く存在します。
SSL/HTTPS化しないデメリット
- 問い合わせからのスパム攻撃の可能性
- 問い合わせ情報の漏洩の可能性
- サイト情報の改竄される可能性
- 会社の個人情報保護へのネガティブな印象
- サイト表示がされない場合がある
どの内容もかなり厳しいものといえるでしょう。「ネット上にはおまけしてあげる」なんてことは一切ありません。もし何かあれば「なぜそんなこともできなかったのか?」という厳しい指摘でしょう。
SSL化のまとめ
問い合わせフォームがなくてもSSLは必要
冒頭でぽろっと出た「問い合わせフォームがなければ必要ない」という意見ですが、デメリットでも紹介したように、SSL化をしていないとサイトが非表示になったり、SEOに大きな影響が出る場合があります。また、会社の信用という意味でも設定はしておいた方がよいに越したことないでしょう。
SSLは簡単にできる
SSLという文字を見ると難しそうに思えますが、設定自体は簡単です。ご自身で調べながら着手することもできますし、弊社にご依頼頂くのもよいでしょう。設定諸々を行うのはたいして費用はかかりません。是非ご興味ある方や、SSL設定がうまくいかないという方はご相談いただければと思います。