ページスピードインサイトとSEO評価の関係は?
2022.05.31SEO対策
皆様は検索したページを開こうとして、読み込みが遅くてイライラした経験はないでしょうか?本記事ではページの表示速度とSEO評価の関係を紹介します。
ページスピードとは
サイトの読み込み速度ともいう
Googleのページスピードインサイトを活用し現状のホームページの表示速度を数値する事ができます。主にクリックしてからページが表示されるまでの時間の事を指します。この表示速度の点数が高ければ高いほど高評価とされますが、実際にはコンテンツの内容がユーザーにとって有益なものがあれば、検索順位に影響しないとも言われることもあります。
ページスピードが遅くて起こること
ユーザー目線
ユーザーはページスピードが3秒以上かかると4割のユーザーが離脱してしまうという通説があります。飲食店では提供までのスピードが遅かったりオペレーション面で不満を持たせてしまうといくら味が良くてもリピートして貰えません。サイト制作においてコンテンツは非常に重要ですがユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)にもこだわる必要があります。
SEO評価の目線
Googleのアップデートでページスピードも評価されるようになり、SEO評価に悪影響が出るようになったとも言われています。(実際のところ、ページスピード評価が悪くても高水準を維持するサイトもあるので一概には言えません。)ただ、極端に表示速度が遅く、競合のコンテンツ内容が変わらないレベルであれば、順位に影響は出ることでしょう。
ページスピードの確認の方法
前述したようにGoogleが提供するツールで「PageSpeed Insights」で確認する事ができます。使い方は検索窓に対象のURLを入力するだけです。すると点数が表示されて確認することが出来ます。改善項目も表示されるため改善して90点以上を目指しましょう。ページスピードの点数は必ずしも固定ではなく、1回目と2回目、3回目と点数が異なる場合があります。目安程度に捉えるのが無難です。
ユウショウのサイトは90点をなんとか取れています。
ページスピードを改善するには?
画像の見直し
ホームページ制作をする上で文字だけでページを作る方はほとんどいないと思います。かと言って画像を貼りすぎると重くなってしまい、ページスピードが下がってしまいます。画像の形式を見直すだけでページスピードを上げられる可能性があります。
形式 | 特徴 | 使いどころ |
---|---|---|
JPEG | 容量が軽い | 写真やイラスト |
PNG | 画質が高い、容量が重い | 写真(高画質で見せたいもの) |
SVG | 拡大縮小に対応する | 地図など拡大縮小が必要なもの |
GIF | アニメーション化されている | 動きの説明など |
フォントの変更
画像の見直しに比べると影響力は少ないですが、フォント選びも必要な要素になります。太字や斜体などの装飾をすることで容量を重くしていきます。デザイン性と利便性の両立ができたフォント選びをしましょう。基本的にはGoogleフォントと呼ばれるものを利用するのが無難とされます。
ブラウザキャッシュを使用する
キャッシュとはデータを保存することで、ページに再来した時に0からページのデータを読み込む必要がなくなるためページスピードをあげることが出来ます。
phpを最新の状態にする
最近ではレンタルサーバー各所でphp8がリリースされています。php7と比べると表示速度は爆速と言われるほど違うので、既に重いと感じていたり、サーバーの状態が古い方はphpバージョンを上げるのも一つの手。ただし、phpを自身で勝手に変更するとWordPressで作られたサイトやphpで構築されたお問い合わせフォームなどが正常に作動しなくなる場合があるので知識のある方が行うようにしましょう。
サーバーを変える
レンタルサーバーでも各社で表示速度の違いが出てきます。有名どころとしてはXServerやConoHaサーバーといったところが表示速度が早くておすすめと言われています。
ワードプレスのプラグインを停止する
お使いのサイトがワードプレスの場合、使用していない不要のプラグインはありませんか?例えば時々の編集時に使うプラグインや一回使ったらしばらく使う事がないプラグインなどは停止にしておくのが良いでしょう。
JavaScriptを停止する
サイトに加える動きが多くなるほど表示速度が遅くなるのは当たり前のことです。アニメーションでオープニングが始まったり、ピョコピョコと装飾が出てきたりなど、過剰な演出はユーザーにとってワクワクするものではなく、ストレスにしかならない場合がほとんど。SEOの検索上位表示させる手段を踏まえても見た目より、内容が先行評価されている現状に気づくべきでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。ページスピードはユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)とSEO評価の面から無視できない項目です。コンテンツを充実させるためには画像の画質やフォントにこだわることは必要です。ですが、盛り込み過ぎたコンテンツはそもそも表示すらされない可能性があります。コンテンツ制作をする上でユーザーにとって何が有益か、自己満のサイトになっていないかをしっかり考慮して制作をしていきましょう。