常時SSL化の導入した方が良い?SEO評価への影響は?
2022.01.17SEO対策

常時SSL化とは
インターネットのセキュリティ向上させるためのデータを暗号化する事です。元々は個人情報の入力ページ(クレジットカード決済ページ等)のみ暗号化していました。現在ではほとんどのWEBサイトが導入しています。本記事では導入理由等紹介していきます。SSLについては以下のページでも詳細に説明しています。
常時SSL化を導入すべき理由
- 上位表示されやすくなる
- ユーザーの離脱を防ぐ
上位表示されやすくなる
Googleはユーザーが安心して使えるコンテンツを高く評価しており、常時SSL化しているサイトとしていないサイトだと、常時SSL化しているサイトを上位表示します。実際の所ほとんどのWEBサイトが導入している為、常時SSL化すれば優位に立てるというよりも、常時SSL化していなければスタートラインに並べないという意味合いが強いです。
リダイレクトしていない場合は要注意
常時SSL化の設定をした場合は、http://の保護されていないページにユーザーが行かないようにhttps://のURLへ転送されるようにリダイレクト設定をする必要があります。設定されていないと一部環境でページが見られなくなったり、情報漏洩などのリスクが潜んでいるのでSEOにも響いてきます。リダイレクト設定については以下の記事を参照してください。
ユーザーの離脱を防ぐ

アクセスした先のページでこのような画面が出た経験はないでしょうか?これは常時SSL化していないWEBサイトにアクセスすると表示される警告表示です。特別な理由がない限りは警告表示が出た時点でユーザーは離脱してしまいます。このようなことを防ぐためにもSSLを設定する必要性があります。
常時SSL化後に実施すること
- SEO評価の引継ぎ
- canonicalの変更
- SEOツールの設定
SEO評価の引継ぎ
常時SSL化を導入することで、検索エンジンは常時SSL化の前後をそれぞれのWEBサイトと認識してしまいます。そのままにしておくとSEOの評価が最初から稼ぐことになってしまいます。その問題は【301リダイレクト設定】を施すことで解決します。301リダイレクト設定とはwebページの転送機能のことです。そうすることで常時SSL化前のSEO評価を引継ぐことが出来ます。
canonicalの変更
canonicalとはどのURLが正規のURLかを示すためのタグです。放置をしているとSEOの評価がそれぞれに分散してしまう為、常時SSL化後はcanonicalの変更は必要となります。
SEOツールの設定
SEOツールも常時SSL化の前後それぞれを別サイトと認識しています。そのため再登録を忘れてしまうと、数値の取得が出来なくなってしまいます。Googleアナリティクスやサーチコンソールはもれなく設定し直しましょう。
SSL証明書について
- DV証明書
- OV証明書
- EV証明書
DV証明書
ドメインが正しいこと証明しています。ロリポップサーバーやXServerの無料SSLはDV証明書になります。
OV証明書
ドメインが正しいことを示し、また企業の所在も証明しています。サイトなりすましを防止することができます。
EV証明書
3つのなかで最も厳格な審査を経て発行されるため、信頼性がかなり高い証明書になります。ドメインと会社の所在を証明しています。
証明書の購入には3,000円~180,000円の費用が必要になります。金額は信頼度に比例していきますが、会社のホームページであればある程度の信頼性が必要なためOV証明書、EV証明書のどちらかがオススメです。
まとめ
紹介してきたように常時SSL化はすでにほとんどのWEBサイトで導入されています。SEO対策として対応するというおりもWEBサイトの常識として常識SSL化が必要になります。どんなに良いコンテンツを作って、ユーザーが安心して使えないとと労力に終わってしまいます。