COLUMN

ランディングページ(LP)とは?ホームページの違いとSEO対策

2021.09.24WEB制作

ランディングページとは?

ユーザーが検索や広告を通って一番最初にアクセスするページのことです。着地する(ランディング)が由来であり、略して【LP】と呼ばれることもあります。実はランディングページもホームページも同じものを指しますが、一般的には複数ページに渡るものをホームページ、1枚に集約されたホームページをランディングページ(LP)と呼ぶ方が多いです。

ランディングページとホームページの違い

それぞれの目的の違いを紹介します。

LP HP
ページ数 1ページ 複数
目的 情報特化 情報共有

ランディングページは商材やサービスといった伝えたいことを1つにまとめている傾向が強いです。従って、キャンペーンやシリーズという大きな括りでない限りは商材やサービスが1つのみ掲載されて、それに関する魅力や説明が網羅されているページ構成となります。

一方でホームページは複数の情報を掲載する目的でページ数が多くなる場合がほとんどなので、使用用途としては方向性が異なります。

ランディングページの特徴

LPのファーストビュー

1つの商材にフォーカスを当てた1ページで構成されたページになります。コーポレートサイトと違い、商品やサービスなどユーザーにピンポイントで見て欲しい情報をPRできるので、お問い合わせに繋げやすいメリットがあります。この1ページでアピールポイントを集約するため、非常に長い構成になる傾向が強いのがランディングページの特徴です。最近では複数ページで構成されたホームページのようなタイプも増えてきています。

ホームページの特徴

会社コーポレートサイトイメージ

厳密にはランディングページもホームページの括りですが、複数ページにわたるサイト構造のものをホームページと呼ばれる事が多いです。会社のホームページといえばサービスや製品の詳細、会社の情報など全体がわかる構造になっているものがホームページの特徴となります。

ランディングページのメリット

  • ユーザーを誘導しやすい
  • デザイン性が高い
  • メンテナンスがしやすい

ユーザーを誘導しやすい

先述したようにランディングページは商品やサービスの紹介のみに焦点を当てて情報を掲載しており、ユーザーがページをスクロールしていく度に商品やサービスの理解が深まって行きます。情報量が多く長くなる分、ユーザーがどのように読み進めてけるか?どのタイミングでお問い合わせボタンを挟むか?なども考慮してデザインを行わないと呼び込むことはできません。それを網羅するとLPだけでも集客につなげることも可能となります。

デザイン性の自由度が高い

シンプルすぎるデザインはユーザーの興味を惹かないため、自然と自由度の高いデザインが求められるようになるのがランディングページの特徴です。視覚的なインパクトは重要なので、画像や図を多く取り入れるのが理想です。

また、ランディングページの1番のポイントはコーポレートサイトにデザインを左右されないという点でしょう。コーポレートサイトの下層ページ(続き)として作られるものではなく、特設ページとしての立ち位置になるため、全くデザイン性が異なっても成立できる強みがあります。

メンテナンスで問い合わせ率を高める事ができる

ランディングページは、ボタンの位置や色味、画像変更程度の軽いメンテナンスで高いコンバージョン率を獲得できる事があります。効果測定をしながらより良いページに調整していくことが可能です。

ランディングページのデメリット

  • 直帰率が高い
  • 作成に手間がかかる
  • SEOに弱い

直帰率が高い

ランディングページはアクセスしたユーザーが出来る動きが「コンバージョン(お問い合わせ)」「離脱(戻る)」の2択になります。リンクから他のページに飛んだりができない為、必然的に直帰率が高くなる傾向があります。また、1ページが長い為すべて読み切らずに離脱しするユーザーも少なくありません。

構成作成に手間がかかる

ランディングページの作成は商品知識がある人が携わることは必須事項になります。ですが、商品知識さえあれば作成できる訳ではありません。デザインや「商品を読み進めていくための構成」といった知識も必要になってきます。業種次第では例外もありますが、その両方を兼ね備えた人は少ないのが現実です。商品知識は営業部や企画部にて内容をまとめて頂き、デザイン・構成は弊社のようなWEB制作会社にご相談頂くのが一般的です。

SEO対策が難しい構成もある

ランディングページはインパクトのある文字の大きさや多彩な画像を使うことでユーザーへの訴求力を高めています。テキストのデザイン性を求めすぎると画像処理としての反映しかできず、検索エンジン上でテキストとして読み込んでもらえるチャンスが減ってしまいます。そのため、SEO対策の効果を満足に受ける事が難しい場面も出てきます。

画像に文字が書いてある場合はクローラーがキーワードを拾えないし、画像が多いと読み込みも遅くなるよね〜

ランディングページの運用

webページ全般に言えることですが、ページを公開してからページを改善し続けることは必須事項です。ランディングページも例にもれなく改善が必要になります。

Googleアナリティクスでの測定

ランディングページの運用にあたって、「PV数」「CV率」は現状のページの良し悪しを測るには必要な数値になります。Googleアナリティクスを設定することでそれらの数値を測ることが出来ます。

A/Bテスト

A/Bテストとは2パターンの内どちらが優れた結果を出せるのかを検証する為の手法です。この手法はランディングページの制作において非常に効果的です。キャッチコピーや画像を入れ替えたり様々なパターンを試して効果的なデザインを目指しましょう。LPを二つ用意して運用する会社もいれば、一つのLPを期間別にレイアウトを変えて効果測定をする場合もあります。

ヒートマップの導入

ヒートマップはページに来たユーザーの行動をサーモグラフィのように可視化することができます。クリックしてもらいたい部分の色が薄い場合は改善の必要がある等、改善すべき部分を浮き彫りにすることが出来ます。

まとめ

いかがだったでしょうか。ランディングページは制作までに手間がかかりますが、うまく扱う事が出来れば、CV数を伸ばすのに有効な手段です。会社としてアピールしたい商品やサービスがある場合は制作してみてはいかがだったでしょうか。

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