Googleアナリティクスの使い方を紹介!何に注視したら良い?【初心者向けSEO対策】
2021.09.24SEO対策
Googleアナリティクスとは?
そもそもGoogleアナリティクスとは、サイトの「ユーザーの行動データ」が分かる解析ツールの事です。基本的にはGoogleアカウントを持っていれば無料で使う事ができるツールとなっています。
- 「何人訪れたか」
- 「どこからアクセスされたか
- 「パソコンで見られたのか、スマホで見られたのか」
一例ですが上記のようなデータを計測することができます。上記のデータを活用することで、「スマホからのアクセスが多いから、もっとスマホで見やすくしよう」など数字をもとにした施策を打つことが出来ます。
導入までの流れ
- Googleアカウント作成
- Googleアナリティクスアカウント作成
- トラッキングコード設置
Googleアカウント作成
Googleアナリティクスを利用するにはGoogleアカウントが必要になります。個人的も既に取得している方もいらっしゃると思います。個人用アカウントでも使用には問題ないですが、会社アカウントを1つ作っておくのも良いと思います。もし、既にサイトにGoogleアナリティクスを設置しているが、アカウントログインのIDやパスワードを忘れてしまって見る事ができない場合は、残念ながら過去のデータは見る事ができませんが、新規アカウント取得をし、新たに設置し直すことはできます。
Googleアナリティクスアカウント作成
Googleアカウントができたら、アナリティクスアカウントの作成になります。分析したいサイトのURL等を入力して、トラッキングコードを取得します。現在ではGoogleアナリティクス4(GA4)とユニバーサルアナリティクス(UA)の2つのコードが取得可能です。ちなみにGA4はまだリリースされたばかりで運用方法が難しいのです。初心者の方はUAを優先して見るようにしましょう。
トラッキングコード設置
計測を対象とするページの
の間にトラッキングコードを設置することでアナリティクスデータを計測できます。WordPressだとヘッダーが共通更新されるのでトップページにコードを貼り付ければ完了となります。FTPからの更新か、ワードプレスの外観(header.php)もしくはプラグインによる挿入が一般的です。もし、ワードプレスなどのCMSが入っていない場合は、Googleのサービスの一つであるタグマネージャーを利用すると簡単に設置管理ができます。
Googleアナリティクスに関する用語解説
ユーザー数
ユーザー数はサイトに訪問した人数のことです。端末ごとにユーザーのカウントがされるため、同一人物がパソコンとスマホで見た場合は2人の訪問とカウントされます。またユニークユーザー数(UU)とも呼ばれます。サイトに2年以内に訪れたことのないユーザーは新規ユーザー数としてカウントされます。
ページビュー数
ページビュー数はユーザーがページを表示した回数のことです。ページを表示する度にカウントされるため、1人のユーザーがトップページを見てから他のページに飛んだ場合はページビュー数は2とカウントされます。ページビュー数はPV数と呼ばれており、サイトがどれだけ見られているかの指標とされる事が多い大事な数値です。
セッション数
セッション数とはユーザーが訪問してから別のサイトに行くまでを1カウントとします。ユーザー数と一見似ていますが、別のサイトからまた戻ってきた場合もカウントの対象になります。例えばユーザー数が1000に対してセッション数が1500だった場合、ページに来た2人に1人にリピートされていることが予想できます。
平均セッション時間
ユーザーが滞在した時間の平均です。それぞれのページの平均値が表示されます。興味深いコンテンツ程滞在時間が長くなる傾向にあり、ユーザーの興味を捉えているかの指標になります。
直帰率
サイトの訪問者のうち何人が1ページ目以外のページを見ずにサイトから離れたかの割合です。直帰率が高くなる要因としてよく上げられることが以下になります。
- ユーザーが期待した情報がない
- 読み込みが遅く表示に時間が掛かる
- 文字が小さいなど、見にくい
- タイトルに対して本題までが長い
離脱率
ユーザーが他のサイトに行ったり、ブラウザを閉じる等でサイトから離れることを「離脱」といいます。離脱率とは「離脱数÷ページビュー数」の割合を指します。直帰率と言葉が似ている為、混同しやすいですが用途は別になります。
アナリティクスで見るべきポイント
- リアルタイムレポート
- オーディエンスレポート
- 集客レポート
- 行動レポート
- コンバージョンレポート
リアルタイムレポート
現在のアクセス状況がわかるデータです。概要をクリックすると「何人がどこのページをどこの地域から見ているか」などが読み取れます。情報メディアサイトではリアルタイム時間を監視しながら見せたい記事のリンクを人気記事のトップや読み終わり部分に貼り付けて遷移を狙うなど戦略に用いる事ができます。
オーディエンスレポート
訪れたユーザーの情報を確認できます。主に以下のデータが読み取れます。
- ユーザー数
- セッション数
- 閲覧ページ数の合計
- 利用ブラウザ
- 端末の種類
- 訪問者の年齢別の割合
- 性別の割合
上記のように様々な集計データを読み取れるため、ターゲティングが正しく行えているかの指標の一つになります。
集客レポート
オーディエンスレポートよりも更に細かく訪れたユーザーの情報を知ることができます。「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」とクリックを進めると、検索から来たユーザーは「Organic」、お気に入り登録などの直接アクセスしてきたユーザーは「Direct」、SNSから来たユーザーは「Social」、他のサイトから来たユーザーは「Referral」などの流入数が表で把握する事ができます。どういった経緯でユーザーが訪れたかを知ることで、対策すべきキーワードが見えてきたりします。
行動レポート
行動レポートはユーザーがサイト内でどう動いたかをまとめています。
- 着地ぺージ
- 各ページの閲覧数
- 各ページの滞在時間
- 各ページの直帰率
- 各ページの離脱率
- どのページへ移動しているか
- ページの表示までの時間
一概には言えませんがページ毎のコンテンツに対してのユーザーの満足度が考察できるレポートになります。
コンバージョンレポート
ユーザーがどのようなアクションを起こしたかをまとめたレポートです。メルマガ登録や資料請求などがカウントされます。アクションを増やす為にどのページからのアクションが多いかなどを分析に使用します。
まとめ
例えばサッカーでゴールを決めて、満足しているだけでは次のゴールを生むのは難しいと思います。「どこが起点になった?」「どんなパスから生まれた?」「どっち足で決めた?」など冷静に分析することで、同じシチュエーションを生みやすくなり、次のゴールが生まれそうな予感はないでしょうか?サイトの運営においても大枠は同じです。サイトに訪問してくれたユーザーから分析して突き詰めることで、更に多くのユーザーを獲得できると思います。