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大文字と小文字の表記違いはSEO(検索結果)に影響する?【初心者でも分かるSEO対策】

2021.10.07SEO対策

SEO対策をする上でタイトルや本文キーワードの大文字と小文字といった表記違いで検索結果に影響するのでは?と考えた事がある人はいるのではないでしょうか?実際にSEOにどのように影響してくるのか、それとも影響しないのかを解説していきたいと思います。

この記事で確認できること

  • 大文字と小文字の違いでのSEO変化
  • スペルの違いによるSEOへの影響

大文字・小文字で検索結果は変わるのか?

ユーザーの検索意図が同じなら変わりはない

ユーザーが調べたいと思うキーワードが同じであれば、大文字表記でも小文字表記でも検索結果が変わることはありません。2019年に実施されたBERT(バート)アップデート以降、検索エンジンはキーワードの微妙なニュアンスや文脈を理解する能力が大幅に向上しています。

BERTとは、AI(人工知能)を用いて人間の言語をコンピューターに理解させる技術です

「Google」と「google」のように視覚的な表記が異なっていても、検索エンジンは検索ユーザーの意図が同じであることを理解してくれます。

Googleのヘルプセンターでも、「検索のコツの第4項目」に以下の項目が記載されています。

  • 細かいことは気にしない
  • 英語のスペル(綴り): 自動的にスペルチェックが行われるので、多少間違っていても正しいスペルで検索されます。
  • 大文字小文字の区別: 「New York Times」と「new york times」では、検索結果は同じです。

引用元:Google での検索のコツ

大文字と小文字での検索結果に違いはある?

検索結果で母数で検証

英語スペルの大文字と小文字で本当に検索結果に違いがないのか実際に確認をしてみます。検証の仕方はシンプルで、大文字と小文字の同じ意味を持つ語句をそれぞれ検索するだけです。今回は「SEO」と「seo」のそれぞれ大文字と小文字で検索してみます。

見ると一目瞭然ですが、検索ヒット件数はどちらも「約 607,000,000 件」として差はありません。また、検索結果順位にページに変化はありませんでした。実際にご自身で調べてみて結果を確認してみるのも良いでしょう。(検索ヒット件数は日々変化するので、この記事通りの件数にならない場合があります。)

英表記と和表記での検索結果には違いがある

英語スペルの大文字と小文字の差はないことが確認できました。一方で英語で使われる語句と日本語でも使われる語句といったどちらもメジャーなキーワードがありますよね。ヘルプセンターの「細かいことは気にしない」という表現からこちらも差がないと思われる方もいるかもしれません。

ここで実際に英表記と和表記で違いがあるかを調べてみます。「CO2」と「二酸化炭素」どちらも同じくらいメジャーなキーワードで検索すると



「co2」で検索すると「約266,000,000件」に対し「二酸化炭素」で検索すると「約19,400,000件」と検索結果に「約246,600,000件」もの差がありました。

英表記と和表記では意味合いが全く異なる

「co2」も「二酸化炭素」も言葉の意味としては同意義ではありますが、「co2」というキーワードは学生レベルから研究・企業レベルまで使われる専門的な語句。一方で二酸化炭素は専門的分野でも使われることがありますが、どちらかというと一般人向けの優しいキーワードと認識するとキーワードの使われる記述場面に大きな差があることは想像できます。

このように英表記の方が和表記よりもヒット件数が多くなる傾向にあります。より専門的な知識を披露する意味では「キーワード」としての価値が全く異なることが分かります。
もちろん、見てもらいたい層などのターゲティングによって使い分ける必要はあります。

まとめ:大文字・小文字はSEOに影響しない

今回は、検索キーワードの大文字と小文字にした時に検索結果に変化があるのか?という表記の仕方問題について紹介してきました。結果も記載があったように大文字・小文字で検索結果件数や検索順位は変わらないので、特に気にする必要はないようです。

ただし、商品ページやコラム記事などを執筆する際にはサイト内の表記方法を統一した方がユーザーが迷わなくなるでしょう。というのも「このページでは小文字だけど、このページは大文字・・・。何か意味や違いがあるの?」と思われたらそのサイトはユーザーが100%満足するものとは言えません。

英語表記と日本語表記は全く異なる

大文字小文字が許される背景は「同じ言葉の意味、同じ視覚的意味を持つキーワード」ですので、英語表記と日本語表記では「同じ言葉の意味、同じ視覚的意味を持つキーワード」とはならないわけですね。

ですが、英語表記も日本語表記もSEOとして上位を取らないといけないという場面はあるかと思います。その場合は、コピーコンテンツとならないように2つ記事を作成するか、英語翻訳記事を作成する、英語表記での検索結果を重視して英語表記キーワード寄りの記事の作り方をするといった方法が選択肢に挙げられます。

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